2006年4月4日
喜多山駅でかつて見ることのできた不思議な光景。
喜多山駅は上り線側ホームが島式となった2面3線構造。一番南側の「3番線」はそのまま検車場構内へと繋がっているのですが、敷地も狭くホームは2両程度が停車できる程度の有効長しかありません。600V時代の小柄な車両で2両程度の編成ならともかく、現在の4両編成では明らかに長さが足りません。
朝の出庫列車などでこの3番線から出発するケースが存在したのですが、どのように対処していたのでしょうか…。
このようにホームの無い所でもドアを開けるという、初めての人が見ればちょっと驚くような対応が取られていました。乗客もさほど多くない喜多山駅始発列車、しかも本数はわずかという事で行われていたのでしょう。しかし安全性の点で問題があったのは事実で、現在ではホームの無い2両目のドアは開けないように改善されています。それに伴い「近寄らないでください」という看板も必要がなくなったために撤去されています。