2006年4月5日
名鉄の誇る名車、パノラマカー。日本初の前面展望席や真っ赤な車体色を採用した斬新なデザイン、ミュージックホーンを鳴らし駆け抜けて行く姿は地域住民に強烈に印象付けられているようで、パノラマカーは名鉄を象徴する車両となっています。
現在は特急運用は消滅しローカル列車での運用が主体となっており、また製造後40年を超えた車両も存在するなど老朽化が進み、数年中の引退がささやかれる状況になっています。
そのパノラマカーなのですが、他の路線と繋がっていない瀬戸線では全く縁遠い車両。今まで走った事はありませんし、今後も走る事はないでしょう。
しかしそんな縁遠いパノラマカーがなぜか瀬戸線の各所で見ることができました。そのいくつかをピックアップしてみました。
このようにパノラマカーに関係ない路線でもパノラマカーのサインが採用されています。
名鉄全体で案内標識を共通化したためだとは思いますが、特定の車両を名鉄のサインとして採用したのは、よほど「名鉄=パノラマカー」というイメージが世間に広く浸透していたという事なのでしょう。
しかし最近になり案内標識は共通ピクトグラム化が進行中。実車の引退にあわせこちらからも引退が進みつつあるようで、少々残念です。