SFカードシステム『トランパス』導入、運賃改定実施
2006年12月16日
▲トランパス導入を告げる看板
2006年12月16日 瀬戸市役所前駅にて
名鉄が全線対応を目指し導入を進めている共通ストアードフェア(SF)カードシステム『トランパス』が12月16日から瀬戸線にも導入されました。これにより駅で切符の購入をすることなくカードを直接自動改札機に投入する事で電車を利用する事が可能になりました。16日のシステム導入に合わせ瀬戸線各駅には自動券売機や自動改札機が導入された他、一部の駅に自動精算機が整備され、16日始発までにトランパスへの対応作業が行われました。
トランパスは加盟各社局が発行するカードが共通利用でき、名鉄の「SFパノラマカード」の他にも名古屋市交通局の「ユリカ」、名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)の「あおなみカード」、愛知高速交通(リニモ)の発行する「リニモ発行のSFパノラマカード」が利用できます。栄町などで地下鉄との連携が不可欠な瀬戸線にとって、カードを共通に利用できるトランパス導入が心待ちにされていました。またプレミアがある、名鉄電車と名鉄バスとの乗継割引制度もあるなどお得なカードとなっています。
トランパス導入と同時に運賃制度の見直しも行われ、運賃改定が実施されています。瀬戸線の「栄町」と本線の「金山・名鉄名古屋」を経由する際に運賃を通算する制度がトランパスとの整合性のため廃止された他、栄町乗り入れの工事費用を回収するために栄町〜東大手間に設定されていた加算運賃が廃止されています。それにより本線へ直通する際は値上げとなり、逆に瀬戸線各駅〜栄町間の料金は値下げとなっています。またトランパス導入のため各駅に自動券売機や精算機が導入されたため、瀬戸線では車掌による切符の販売や精算業務が廃止されています。
なお、トランパスの詳しい案内は名鉄公式サイトに掲載されていますので、そちらでご確認ください。
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名鉄電車の現在のトランパス対応状況。12月16日から瀬戸線全線と各務原線の一部が新たに対応区間として加わりました。
2006年12月16日 三郷駅にて |
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自動改札機投入部にはSFカードが利用可能という緑のステッカーに変更されました。同時にカードの誤投入注意の表示も追加されています。
2006年12月16日 尾張瀬戸駅にて |
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尾張瀬戸駅の自動券売機です。3台中2台がトランパス対応になり、ステッカーが緑の「○」印(左の券売機)になりました。また今まで封印されていたカード関連のボタンも使える状態となっています。
2006年12月16日 三郷駅にて |
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昨日まで封印されていたカード関係のボタンは16日から利用できる状態となっています。残額が少なくなったカードに積み増しする場合、カードとお金を入れた後に赤い「積増」ボタンを押すことで、新しいカードに残額が移行されます。
2006年12月16日 尾張瀬戸駅にて |
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自動券売機で購入したSFパノラマカード。「瓢箪」「瀬市」「尾瀬」など瀬戸線の印字が確認できるかと思います。
2006年12月16日 自宅にて |
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瓢箪山駅下り(瀬戸方面)改札口では注意が必要。現在工事中で自動改札機が完全な状態ではないため、カードを利用する際に係員に申し出て仮設の改札機で出入場処理を行う必要があります。
2006年12月16日 瓢箪山駅にて |
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尾張瀬戸駅の運賃表です。加算運賃の廃止で栄町までの運賃が470円から440円に値下げされています。同時に瀬戸線の各駅に設置されている運賃表が乗り換え路線なども書かれた新様式の物に変更されています。
2006年12月16日 尾張瀬戸駅にて |
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