2007年2月25日
瀬戸線では喜多山駅周辺の高架化に向け駅に併設されている検査場の移転が計画されており、現在尾張旭に新検査場の建設工事が進められています。新検車場は2007年4月には完成し、7月頃には本格稼動する予定です。
尾張旭検査場は環境に配慮し車体を塗装する設備を設けない事となっており、それに対応するため瀬戸線の車両は車体塗装を必要としないステンレス製の新型車両に全て置き換えられることになっています。
ただしその新型車両は2008年度から順次導入される計画で、また全ての車両が置き換わるまでには数年掛かる見込みです。その間は現在の車両も使用されますが、前述の通り尾張旭検車場では車体の塗装を行う事が出来ません。そのため通常「重要部検査」「全般検査」の時に行われる車体の塗装を先行して実施する事になったようで、6032Fが1月から2月にかけて車体の塗装が実施されました。
今回塗装が行われた6032Fの前回の検査は2003年下半期に実施されており、ちょうど検査期限を迎える頃は尾張旭への移転後となります。今後6032Fと同様に検査車両の合間を使って尾張旭検車場移転後に検査を迎える編成の車体塗装が行われていくのではないかと予想されます。