記事作成:2008年3月27日
2008年3月27日、名鉄は平成20年度の設備投資計画を発表しました。注目されていた瀬戸線の新型車両のほか、小幡〜大森・金城学院前間の連続立体化工事、尾張旭駅のエレベーター設置工事などが計画に盛り込まれています。
名鉄公式サイト 平成20年度設備投資計画
http://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2007/1184852_1141.html
瀬戸線の新型車両は本線などで導入の進む3300・3150系や小牧線用の300系とも異なる新たな前面デザインが採用されており、直線的な前面形状となるようです。形式も新たに「4000系」と名付けられます。
4000系は瀬戸線初となるVVVFインバーター制御が採用され、また低騒音の機器を導入し環境モデル路線にふさわしい環境面に配慮した設計になるそうです。
車内は優先席を増やした交通弱者に優しい仕様となる他、名鉄通勤型車両初となるカラー液晶画面を利用した車内案内表示装置がドア上に設けられるようです。
もう1つの大きな計画として長年の懸案であった喜多山駅周辺(小幡〜大森・金城学院前駅間)の高架化工事が開始されます。近年仮線の用地として沿線の用地買収が進んでおり、検車区の移転も終わった事からいよいよ工事が始められるようです。
ちなみに竣工は平成25年が予定されています。
他にもバリアフリー新法対象駅である尾張旭駅にはエレベーター2機と多目的トイレが設置される事になりました。尾張旭市の玄関駅として相応しい設備の駅になるようです。
また乗客には直接関係ない部分として運送障害発生時に情報伝達スピードを上げる目的で音声情報システムが有人駅などに導入されるようです。
新型車両の登場、高架化工事の開始など平成20年度は瀬戸線にとって大きな変革の年となりそうです。