新型車両4000系の増備で在来車両の置換えが本格的に開始されることになり、6750系の6753Fが廃車になることになりました。6753Fは2009年3月29日の運用を最後に運用離脱しており、離脱後は検車区庫内でパンタグラフ等一部部品の撤去等が進められていました。そして4月6日よりトレーラーによる搬出に向けた作業が始められました。
6753Fのうちク6653とモ6783の2両の作業が4月6日から始まり、日中にトレーラーへの積み込み作業が行われ、翌日早朝に尾張旭検車区からの搬出作業が行われました。
7日日中には残るサ6783・モ6753の2両のトレーラーへの積み込み作業が行われ、8日早朝に搬出が行われる模様です。
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洗車中の仲間を横目に9番「搬入線」でクレーンでの吊り上げ作業が進められるク6653。
2009年4月6日 尾張旭検車区にて |
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トレーラーに載せるためワイヤーで吊り上げられ、空中に浮くク6653。
2009年4月6日 尾張旭検車区にて |
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横付けしたトレーラーの台車上に車体を載せる。
2009年4月6日 尾張旭検車区にて |
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門の付近に移動し、早朝の出発まで待機します。
2009年4月6日 尾張旭検車区にて |
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2両にとって最後の夜が訪れます。
2009年4月6日 尾張旭検車区にて |
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7日早朝、トレーラー輸送が開始されました。検車区正門から瀬戸街道へ繋がる住宅地の細い道をゆっくりとした速度で出てきます。
2009年4月7日 尾張旭市内にて |
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もう1両ク6653も続けて瀬戸街道に。絶妙な運転テクニックで難なく交差点をクリアします。
2009年4月7日 尾張旭市内にて |
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交差点を曲がった所で一度待機。狭い交差点を曲がる時に使用した後部車輪のステアリング機能などを止める作業などが行われるようです。
2009年4月7日 尾張旭市内にて |
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一度走り始めると早い速度で順調に走ります。瀬戸街道矢田駅西の瀬戸線のガードをくぐり、大曽根方面へ。カーブでは2車線が塞がります。(信号停車中に撮影)
2009年4月7日 矢田付近にて |
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国道19号線に入り、森下駅前を通過します。今まで何度となく通った高架線を最後にくぐります。
2009年4月7日 森下駅付近にて |
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千早、鶴舞を向け空港線に入り名古屋市南部方面へ向かいました。今回は大江のリサイクル工場ではなく別の所に向かったようです。
2009年4月7日 鶴舞付近にて |
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7日日中には8日に輸送する残り2両の積み込み作業が実施されました。サ6683がクレーンで吊り上げられます。
2009年4月7日 尾張旭検車区にて |
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続いてモ6753もトレーラーへと…。
2009年4月7日 尾張旭検車区にて |
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車体をトレーラーに載せた後、今度は抜かれた台車をトラックへと載せます。
2009年4月7日 尾張旭検車区にて |
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出発に向け入口付近まで移動します。後部車輪のステアリング操作をしながらゆっくりとバックしてきます。モ6753側は正面方向幕も残ったままです。
2009年4月7日 尾張旭検車区にて |
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移動完了。ここで出発を待ちます。
2009年4月7日 尾張旭検車区にて |
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銘板やパンタグラフ、転落防止幌などが撤去されている他、窓も1枚ありません。一部保守用として外されたのでしょうか?車内は広告が残るなどほぼ引退時の状況を保ったままでした。
2009年4月7日 尾張旭検車区にて |
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モ6753の側面方向幕は装置ごと外されていました。
2009年4月7日 尾張旭検車区にて |
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解体前提という事で車体吊り上げにはワイヤーを使い直接車体を吊り上げたため、ワイヤーが当たった場所には傷が付いていました。
2009年4月7日 尾張旭検車区にて |
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一足先に台車を載せたトラック2台が検車区から出て行きました。
2009年4月7日 尾張旭検車区前にて |