記事作成:2010年10月17日
多くの鉄道会社では運行本数の多い路線の軌道を中心にコンクリート製の「PC枕木」を採用しています。PC枕木は設置時の価格は高いが寿命が長くて軌道狂いも少ないという長所があるのですが、瀬戸線では高架区間や近年改良工事された区間を除いて現在でも軌道は木の枕木が主流という状況でした。しかし旭前〜印場駅間で枕木のPC枕木化が実施される事となったようで、10月になり交換工事が開始されました。
用意されたPC枕木は他線で高架化工事などにより不要になった枕木のようで、茶色く汚れたものが多数となっています。交換作業は印場駅東の踏切付近から東に向けて行われており、徐々に旭前駅側へと交換区間が延びています。
PC枕木に交換され、役目を終えた木の枕木が線路横に置かれています。 |
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交換工事の一番印場駅側。「制限85」のカーブ区間は木の枕木が残されそうな雰囲気。今後に注目。 |