「せとでん開業記念ブック式行先板の限定掲出」イベント開催
記事作成:2013年4月7日
▲ブック式系統板を取り付けた6031F。
2013年4月6日 大森・金城学院前〜印場間にて
1905年4月2日に瀬戸〜矢田間で瀬戸自動鉄道が開業した事にちなんで、4月6日と7日の2日間、瀬戸線が600V時代に取り付けていたブック式の行先板を6000系に取り付けて運行するイベントが開催されました。ブック式行先板の取り付けは2012年にも行われており、今回で2回目となります。
ブック式行先板は尾張瀬戸行きの列車(6日は栄町発10:55、14:25、7日は栄町発10:10、11:40、13:10、14:40)に取り付けられました。600V時代の行先板という事で「栄町」「尾張旭」の表示が無いため、尾張瀬戸行きの下り列車のみの掲出となりました。
6日はブック式行先板の掲出列車が2本と少ないため、尾張旭行きにHL車末期に使用された「尾張旭」の行先系統板を取り付けるというサプライズの企画も行われました。
ブック式行先板の他にも開業108年記念イラスト板と陶祖まつりイラスト板の掲出も行われていたため、瀬戸線は稼働している6000系には何か取り付けられているという「系統板祭」といえる状態となりました。
◆2日間の系統板掲出編成
6日:ブック式 6031F、イラスト板 6035F、陶祖まつり 6027F
7日:ブック式 6031F、イラスト板 6027F、陶祖まつり 6035F
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ブック式行先板です。本のように金属板をめくる事で1枚の行先板で複数の行先を表示できるようになったものです。瀬戸の他、喜多山や600V時代の駅である大津町などの行き先が表示できます。戸の文字が特徴あるものです。
2013年4月6日 大森・金城学院前〜印場間にて |
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もう一方の先頭車に取り付けられたブック式行先板は、文字がずれています。午前、午後で先頭と最後尾の板を入れ替えていました。
2013年4月6日 大森・金城学院前〜印場間にて |
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4月2日から実施されている開業108年記念イラスト板掲出も6日、7日共に行われましたが、午前と午後でイラスト板の入れ替えが実施され、6日午後と7日午前は旧尾張瀬戸駅舎がデザインされたレトロ版が栄町方に取り付けられました。
2013年4月6日 旭前〜印場間にて |
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オアシス21と4000系がデザインされた現代版が尾張瀬戸方に取り付けられています。
2013年4月6日 水野〜新瀬戸間にて |
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6日にサプライズとして取り付けられた「尾張旭」の行先系統板です。現在の尾張旭駅開業後から3780系引退までに使用されたもので、実際の使用期間はあまり長くなかったようです。サプライズ掲出は6日のブック式行先板の掲出列車の少なさを補うためのようです。
2013年4月6日 旭前〜尾張旭間にて |
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尾張旭発の列車には「栄町」の系統板が取り付けられました。陶祖まつりのイラスト系統板付きの列車と並びます。
2013年4月6日 尾張旭駅にて |
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7日は風が強く時折小雨が降るものの、大きく天候が崩れる事はありませんでした。喜多山駅付近でブック式行先板掲出列車と開業イラスト板掲出列車がすれ違います。
2013年4月7日 喜多山〜大森・金城学院前間にて |
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開業108年記念イラスト板(現代版)と陶祖まつりイラスト板の並び。この組み合わせは5〜7日の3日間のみ見る事が出来ました。
2013年4月7日 旭前駅にて |
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大森・金城学院前駅ではレトロ版と陶祖まつりが並びました。
2013年4月7日 大森・金城学院前駅にて |
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