2021年5月22日(土)、名鉄のダイヤ改正が実施されました。瀬戸線は2016年9月17日の喜多山上り線仮線切替の際に実施された時刻修正から約5年ぶりの改正となりました。
今回のダイヤ改正は新型コロナウィルス感染拡大に伴う社会情勢の変化で利用客が大きく減少していることを考慮した輸送量の適正化が目的で、瀬戸線では日中10時台から15時台の急行列車の運行を取りやめるという大きな変更が行われています。その時間帯については栄町〜尾張旭間で運転されている普通列車を尾張瀬戸まで延長して時間を一部変更が行われ、各駅で列車間隔が最大でも15分となるように調整されています。
急行列車の運転取り止めに伴い車両運用にも変更が行われており、列車本数の変化する時間帯で回送列車の運転が増えています。休日には栄町から喜多山まで回送し日中副本線である1番線に留置。本数が増える時間に今度は尾張旭に回送し普通列車となる運用が誕生しています。
栄町駅のホームに設置された時刻表。平日、休日ともに日中の急行列車の運転が取り止められています。
2021年5月22日 栄町駅にて
瀬戸線では全列車の時刻が掲載された折り畳み式の全線時刻表がこれまで配布されていましたが、今回から廃止となりました。栄町改札横の箱に入れられて置かれていましたが撤去されています。代わりに名鉄公式サイトの時刻検索よりPDF形式の瀬戸線全線時刻表が配布されており、必要に応じて各自でプリントできる形になっています。
2021年5月22日 栄町駅にて
10時となり本数が減る時間になると運行車両の間引きがあります。休日ダイヤにおいては久々に栄町発の回送列車が設定されました。
2021年5月22日 栄町駅にて
今回のダイヤ改正で日中の喜多山駅1番線に車両が留置されるようになりました。パンタグラフも下ろされています。
2021年5月22日 喜多山駅にて
尾張瀬戸駅の留置車両も1本から2本へと本数が増えています。この措置に伴い尾張旭〜尾張瀬戸間の回送列車が新たに設定されています。
2021年5月22日 尾張瀬戸駅にて