喜多山駅高架化工事上り線高架線切替作業実施
記事作成:2022年3月19日
▲高架線を走る上り列車。下を走る自動車の通行を支障しません。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
現在、大森・金城学院前〜小幡間の約1.9kmを高架化する連続立体交差化事業が進められています。そのうち上り線部の高架橋が完成したことから、2022年3月18日深夜から線路の切り替え作業を実施し、翌3月19日より高架線を使った運行が開始されました。
切替当日は雨という条件の悪い中の作業でしたが、無事始発列車から上り線が高架化となりました。今回の高架切替で踏切の作動時間が半分程度となったため、渋滞が常態化していた国道302号線も比較的スムーズに自動車が流れるようになったように感じました。
今回の切り替え工事の様子をこちらにて簡単に紹介したいと思います。
切替工事実施前に切替部分ではバラストを袋詰めするなど作業時間を短縮するための準備が各種進められました。仮線の道床部も若干の嵩上げが行われました。
2022年3月18日 小幡駅にて
切り替え作業開始数時間前には現場に作業用の車両が集結。作業開始を待ちます。
2022年3月18日 大森・金城学院前駅前にて
照明などの機材が用意された切替部分。約1時間後には作業が開始となります。
2022年3月18日 大森・金城学院前〜喜多山間にて
栄町行きの上り最終列車が喜多山駅に到着。地上の上り仮線を通るのはこの列車が最後となります。
2022年3月18日 喜多山駅にて
上り最終列車通過後、早速線路に置かれていた袋詰めのバラストの撤去が始まりました。線路を横に移動させるための場所を開けます。
2022年3月18日 喜多山〜小幡間にて
喜多山行きの下り最終列車が現場を通過します。列車の運行が完全に終了して電源等が落とされれば切替工事が開始となります。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
線路嵩上げの際に設置された脱線防止ガードの固定ボルトを外し撤去します。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
同時進行で架線の切り替え作業が開始されます。切替部分については当日に架線を撤去するためブラケットなどの器具も外していきます。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
小幡駅側から重機と人力で少しずつレールを移動させていきます。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
事前に準備されていた高架線側の架線とこれまで使用していた架線を繋げます。踏切反応灯や危急知らせ灯の準備も進んでいます。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
レールを吊り上げて高架線のレールの位置まで移動します。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
高架線のレールに合わせてレールの長さを調整します。高速切断機を用いてレールを切断します。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
継目板のボルトを通す穴あけ加工を行います。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
信号系統の電源が入れられて各種テスト動作確認が開始されました。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
移動が完了した線路に再びバラストを入れて重機で突き固めが行われます。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
仮線に設置されていた信号などの灯具は早速撤去作業が行われました。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
大森・金城学院前側の切り替え作業も大詰め。信号機は事前に準備が行われていたポールに取り付けられました。
2022年3月19日 大森・金城学院前〜喜多山間にて
喜多山駅ではホームに設置されているLED発車標の動作確認が行われていました。
2022年3月19日 喜多山駅にて
上り高架ホームへの通路となる新しい構内踏切の遮断機設置工事も行われました。上り線線路部分は板で線路が塞がれています。下り2番線は休止となったようで中継信号機が×印の板で塞がれました。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
午前4時頃には作業も完了。現場から作業員の方が次々撤収されました。あとは試運転列車を待つばかり。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
1本目の試運転列車が高架線から切替部分にやって来ました。何事もなく無事通過。試運転はもう1本運転されました。
2022年3月19日 喜多山〜小幡間にて
喜多山駅始発の580列車となる回送が喜多山駅に到着しました。高架線初営業列車です。
2022年3月19日 喜多山駅にて
朝1本目の試運転列車となった4018Fが栄町→尾張旭と移動後再び喜多山にやって来ました。入換を行い留置線に入りそこで留置となりました。
2022年3月19日 喜多山駅にて
△先頭へ >>戻る