9月10日・11日の2日間、愛知県瀬戸市最大のイベントである「第91回 せともの祭」が市の中心街である尾張瀬戸駅周辺の会場で開催されました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から2020年、2021年は祭が中止となり、今年は店舗数の削減や食べ歩き禁止のための飲食スペース設置、開催時間の短縮などの対策を行った上で3年ぶりで開催となりました。
祭のメインとなる陶磁器の廉売市はでは普段よりもお値打ちに陶磁器やノベルティ、置物などが販売されました。今年は2日間とも天候に恵まれ、廉売市や各種イベント、10日の花火大会といった催しに多くの来場者が訪れました。
祭へのメインアクセスとなる瀬戸線も終日利用客で賑わいました。例年花火大会後に運転された臨時列車については花火大会の規模縮小と時間の変更があったため今年は設定されませんでした。その影響もあり花火大会が終了した10日の19時頃は尾張瀬戸駅で入場規制を行う程の混雑が見られました。
尾張瀬戸駅前の道路を一部封鎖して開催される廉売市。陶器のお店の他に多くの露店、飲食物を提供するお店が軒を連ねます。
2022年9月11日 尾張瀬戸駅前にて
祭会場各所で様々なイベントも催されました。尾張瀬戸駅近くの窯神橋のイベントスペースでは恒例となっている熊本の人気キャラクター「くまモン」も登場。
2022年9月11日 せともの祭会場にて
路線バスは駅前川向かいの窯神橋南詰(西蔵所バス停)に臨時乗り場が設けられました。今年はバス停を1か所に集約。東方面に向かうバスも交通規制の迂回のため一度西方面へ向かい区画を1周する形になりました。
2022年9月11日 尾張瀬戸駅前にて
コロナ渦の輸送実態に合わせた減量ダイヤになってから初のせともの祭。日中は優等列車が無くなったことで列車の案内は楽になった感も…。駅の改札は列車が到着すると出場する人で中々改札を出れません。
2022年9月11日 尾張瀬戸駅にて
せともの祭の開催に合わせて硬券入場券にせとちゃんのスタンプを押した記念入場券が発売されました。瀬戸線各駅や尾張瀬戸駅改札口でPRが実施されていました。
2022年9月11日 尾張瀬戸駅にて
恒例の花火大会も開催されました。祭の開催時刻が18時までと短縮されていることから、花火大会もまだ空に明るさも残る18時30分からへと前倒し。時間も15分間だけという短いものでしたが、3年ぶりの花火大会という事で見物客が多く訪れました。
2022年9月10日 尾張瀬戸駅にて
18時に廉売市も終了しており花火が終わったことで18時45分頃から帰宅客が一気に尾張瀬戸駅に集中。今年は臨時列車の設定もなく普通が10分間隔の運転だったので各列車大混雑となり乗りきれず、改札口で入場制限を設けるほどの混雑となりました。例年は花火後の混雑時でも栄町寄りの車両は比較的乗車できる事が多いのですが、今年は4両全体で満員に。
2022年9月11日 尾張瀬戸駅にて