記事作成:2023年7月13日
記事編集:2023年7月18日
2023年4月末より4001Fの全般検査が検車区にて実施されていましたが、その検査が終了して2023年7月13日に出場試運転を実施、翌週の7月17日より運用に復帰しました。今回の検査において4001Fにいくつかの変化がありました。
鉄道車両の運転台には列車事故等の異常事態が発生した場合に赤色の発光で他の列車を停車させる信号炎管が屋根上などに設置されていましたが、近年は無線により停止を知らせる防護無線や各種列車防護設備が整備された事で信号炎管を廃止する鉄道会社が増加しています。名鉄も現在は信号炎管の使用が停止され、運転台はに「車炎管使用停止」の表記が確認できます。
今回全般検査を実施した4001Fについては信号炎管が撤去され、取付場所は台座だけが残り上部に蓋が設置されました。これから他の車両も順次撤去が進んでいくものと思われます。
車内については客室内の照明が蛍光灯からLEDの灯具に交換されました。3306Fの一部でも使用されている平らな灯具となっています。他にも中間車に設置されていた車掌スイッチが撤去されました。名鉄の特徴の1つでもあった中間車で扉扱いする姿も瀬戸線では見られなくなると思われます。