9月9日・10日の2日間、愛知県瀬戸市最大のイベントである「第92回 せともの祭」が市の中心街である尾張瀬戸駅周辺の会場で開催されました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から2020年、2021年は祭が中止、昨年は規模を縮小した形での開催でしたが、今年はコロナ以前と同様の規模での開催となりました。
祭のメインとなる陶磁器の廉売市はでは普段よりもお値打ちに陶磁器やノベルティ、置物などが販売されました。今年は2日目に荒れた天候となったものの、廉売市や各種イベント、9日の花火大会といった催しに多くの来場者が訪れました。
祭へのメインアクセス路線となる瀬戸線も利用客で賑わいました。花火大会後の混雑に対応するため例年回送列車を営業する臨時列車が運転されていますが、今年は尾張旭行きが1本設定されました。ただ以前と比べて減量ダイヤとなっているため花火終了後には駅に入れないほどの混雑が長く続く状況となり、今後の課題かと思われます。
尾張瀬戸駅前の道路を一部封鎖して開催される廉売市。陶器のお店の他に多くの露店、飲食物を提供するお店が軒を連ねます。今年はせともの祭に日程を合わせる形でホテル「ルートイン」が開業しました。
2023年9月9日 尾張瀬戸駅前にて
瀬戸線も2日間は多くの利用者で混雑しました。特に1日目の花火の時間が近づくとホームは大混雑になり、列車が到着し乗客が改を札通過するまで5分ほど掛かる時間帯も…。
2019年9月9日 尾張瀬戸駅にて
周年記念系統板を掲出した編成も一部が運用入り。祭の廉売市と系統板を掲出した4001F。
2023年9月9日 尾張瀬戸駅にて
恒例の花火大会も開催されました。祭の廉売市営業時間が昨年同様18時までで、花火大会も昨年と同じ18時30分から15分間だけでした。昨今警備や費用面で花火大会が縮小される傾向ですので、仕方ないのかもしれませんがやや寂しい感じ。
2023年9月9日 尾張瀬戸駅にて
花火大会終了後、混雑が始まった時間帯に尾張旭駅までの臨時列車が1本運転されました。
2023年9月11日 尾張瀬戸駅にて
臨時列車は周年記念系統板のうち栄町駅乗り入れ45周年記念の系統板を掲げた4015Fが充当されました。通常日中に尾張旭へ回送される運用となっていますが、回送列車を運休し花火後の臨時列車としたようです。
2023年9月10日 尾張瀬戸駅にて