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4000系

記事作成 2008年8月6日
記事更新 2008年8月16日

4000系
▲4000系。
2008年8月14日 尾張旭検車区にて

■概要

 瀬戸線の車両は長らく喜多山駅に併設された喜多山検車区で整備が行われてきましたが、国道302号線・瀬戸街道などの道路渋滞を解消すべく喜多山駅周辺の連続立体化事業が実施される事になり、新たに尾張旭駅の近くに尾張旭検車区が建設されました。尾張旭検車区には周辺住宅への配慮や環境問題に配慮し車体を塗装する設備が設置されませんでした。また瀬戸線の車両は製造30年を迎える6600系や旧式の足回りを使用している6750系など老朽化が顕著になっていたこともあり、新検車区の設備に対応したステンレス無塗装の新型車両へ全面置換えされる事となりました。その新型車両が4000系で、ちょうど瀬戸線栄町乗入れ30周年となる2008年8月に第1編成が納入されました。
 本線系用として2004年に登場していた3300系と同じ日車式ブロック工法を採用した3扉のステンレス車体ですが、塗装設備が無い事から先頭部もステンレス製となっており、加工の難しさから直線・平面で構成された新しいデザインの顔となりました。また足回りなど瀬戸線の路線の特徴に合わせた仕様となっているほか、名鉄通勤型車両では初となる車内情報案内装置への液晶ディスプレイ採用など名鉄初となる装備を満載した最新鋭車両として誕生しています。

■性能・仕様


▲3300系ベースの車体で顔が異なる4000系。
2008年8月10日 尾張旭検車区にて

・車体構造

 瀬戸線の現行車両に合わせた3扉で、日車式ブロック工法で製作されたステンレス無塗装の車体となっています。4000系では日車式ブロック工法では初となるレーザー溶接が採用されており、これまで同工法で製作された車両の外板に目立っていたスポット溶接跡が大幅に減少しています。
 本線系で導入されているステンレス車両は踏切事故の前面補修を考慮して先頭部は鋼製となっており、鋼製部分には一体感を出すためシルバー塗装が施されていますが、先述の通り尾張旭検車区では塗装が出来ないため4000系は前面についてもステンレス製となっています。ステンレスは加工が難しい特性があるため曲線を用いない平面的なデザインとなっています。前面が平面ガラスとなったことから運転席からの側方視界を確保するため乗務員扉との間に三角形の側窓が設けられています。
 前面は地下線に対応するため非常用の貫通扉が設けられています。6600系などと異なり扉は片側に寄せて設置されており、連結運転を考慮していない完全な非常用としての扉となっています。貫通扉はプラグドアは採用されず、外開き式の簡単な構造が採用されています。
 側面は3300系とほぼ同じで、熱線吸収ガラスを採用した固定窓で、車端部の窓のみ内折れ式で開閉が可能となっています。連結部には転落防止幌が新製時から装備されています。

・走行機器

 瀬戸線初となるVVVFインバーター制御を採用した車両です。300系同様の4両でユニットを組む構成となっており、中間車2両が電動車となっています。モ4050に1C4M2郡制御のVVVFインバーター制御装置、モ4150に補助電源装置が搭載されています。両先頭車には名鉄初となる低騒音のスクロール式の空気圧縮機、車両情報管理装置(TICS)が搭載されています。

 台車は先頭車、中間車とも住友製のFS571台車(末尾に付随車はT、電動車はMが付きます)を装備しています。最近の名鉄の新製車両はボルスタレス台車が採用されていましたが、急曲線の多い瀬戸線の線形を考慮してボルスタレス台車は採用されずボルスタ付きの台車を採用している点が特徴です。また名鉄では初の本格採用となるモノリンク式の軸箱保持方式が採用されています。

・車内仕様

 グレーの壁面、カラフルな座席モケット、水色のスタンションポールを採用した3150系3次車や5000系とほぼ同様の車内です。最近のバリアフリー強化の流れに合わせて優先席数が拡大(各車両10席)されている他、視覚効果を狙って優先席付近に黄色のポールや吊革が採用されています。また4000系からはドア付近の床面を黄色くしています。

■編成表

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ク4000(Tc1) モ4050(M2) モ4150(M1) ク4100(Tc2)
4001F 4001 - 4051 - 4151 - 4101

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