記事作成:2014年3月18日
記事更新:2014年3月20日
名鉄の平成25年度設備投資計画で4編成の増備が予定されている瀬戸線の4000系。今年度分最後となる4018Fの搬入作業が2014年3月17日、18日の2日間にわたり実施されました。17日には瀬戸方の2両(ク4018-モ4068)、18日は栄町方の2両(モ4168-ク4118)が尾張旭検車区に搬入されています。4018Fは今後整備と試運転を実施した後、営業運転が開始されるものと思われます。
現在の瀬戸線のダイヤでは検査などの予備編成を含めると18編成が必要で、今回搬入された4018Fで必要である18編成が出揃いました。これにより従来から活躍してきた赤い電車は全て姿を消す事になり、また2008年から続いていた4000系の増備はこれにてひとまず終了することになります。
3月17日の深夜、1日目の4018Fの輸送が開始されました。ク4018を載せたトレーラーが豊川製作所の正門から出てきました。歩道と道路面の段差を緩和するために材木で養生が行われています。 |
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正門前にある豊川市総合体育館横で小休止。後方を追走する看板付きのトラックや日本車輌の係員が乗車する車が揃ってから出発です。 |
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国府駅付近で名鉄名古屋本線を跨ぎ越し、追分交差点から国道1号線に入ります。車体長から3車線を跨ぐ形のライン取りとなります。 |
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国道1号線に入ったトレーラーは快調に西進。本宿駅横を通過します。本宿駅は深夜のため照明が落ちて真っ暗です。 |
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国道1号線から離れて国道248号線方面に。豊田市中心部まで来たトレーラーは交差点を左折し国道248号線から国道153号線に入ります。 |
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国道153号線を西進したトレーラーは名古屋市内に入り、国道302号線へと進みます。 |
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尾張旭市に到着したク4018。西大道町交差点を曲がるための準備のため、しばらく停車します。 |
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ク4018の前面。黒い窓内に輝く「4018」の切り文字。 |
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住宅街の路地を抜け、ク4018を載せたトレーラーが尾張旭検車区に到着しました。 |
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ク4018と少しの間隔をおいて、モ4068が西大道町交差点に到着します。 |
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モ4068も検車区に無事到着しました。 |
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朝になると台車を載せたトレーラーが到着します。 |
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車体の吊り上げ作業の前に台車を検修庫の天井クレーンにて線路上に載せ、搬入線まで係員の手押しで移動します。 |
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ク4018を2台のクレーンで吊り上げ、先に線路上に載せてあった台車の上へ。 |
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慎重に位置合わせを行いながら台車の上に載せます。 |
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続いてモ4068の作業が開始されます。 |
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台車に載せ、車体を傷つけないように慎重にワイヤーロープを外します。 |
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2両の吊り上げ作業が終わると1日目のトレーラー輸送作業は終了。トラクタ等が撤収して行きます。 |
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台車に載せ終わった車両は車両移動機に牽引されて検修庫庫内に移動し、そちらでまだ行われていない部品の取り付けが行われます。 |
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移動作業中、4018Fの導入で間もなく引退することになる6035Fが本線の線路を走って行きました。 |
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