記事作成:2014年4月19日
2014年4月6日にさよなら運転が行われ、瀬戸線から引退した「赤い電車」。最後まで活躍した6035Fも他の編成と同じく廃車となり、検車区から金属リサイクル工場に向けたトレーラー輸送が4月17日、18日の2日間に渡り実施されました。
瀬戸線最後の赤い電車の輸送という事からファンからも注目され、輸送の時間帯が深夜から早朝になるにもかかわらず、尾張旭検車区付近では多くのファンが6035Fを見送りました。
6035Fの輸送が完了し瀬戸線の車両置き換えも予定が無い事から、今後当面は瀬戸線からの廃車輸送も実施されないものと思われます。
4月6日のさよなら運転の余韻が残る7日、廃車に向けた準備作業が開始されました。再利用できる部品の取り外しや廃棄品との交換が進められます。さよなら運転時の装飾は残されていますが、ヘッドライトがすでに外されています。 |
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4月8日、検車区の15番線ドロップピットで台車の取り外し作業が開始されました。車両移動機で移動しながら、1台1台外していきます。 |
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予備品として外されたのか、窓ガラスが1枚外されてダンボールで埋められています。他にもクーラーの廃棄品への載せ換えが実施されています。 |
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車内には不要となったパンタグラフなど、取り外した中で不要な物が載せられていました。 |
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15番線で台車を取り外した後は、16番線へと入換作業が行われます。搬出日まで16番線に置かれます。 |
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9日には瀬戸方の2両の台車の取り外し作業が実施され、前日同様16番線へ入換が行われました。 |
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4月16日、翌日早朝の輸送を控えトレーラーへの積み込み作業が実施されました。1週間ほど過ごした16番線から瀬戸方2両(6035-6335)が車両移動機に押されて出てきました。 |
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車両移動機に押されるク6035。前面に貼られた装飾が剥がされたほか、乗務員扉も1枚無くなっていました。 |
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2両は搬出線(9番線)に移動し、1両ずつに分割されます。 |
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4018Fが隣の線路に入線してきました。4月6日の撮影会でも並んだ両者、この日が最後の並びです。 |
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朝ラッシュ後の検車区への列車の出入りが終了すると、線路を封鎖して吊り上げ作業が開始されました。吊り具を車体に掛けていきます。 |
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吊り具を掛け終わるとあっという間に車体を吊り上げます。予め台車が外されているため作業はスムーズに進みます。 |
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1両目のトレーラーへの積載が完了すると2両目の作業を行うため、1両目が検車区正門付近まで移動されます。 |
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車体はスリングやワイヤーでしっかりと道路輸送用の台車に固定されています。廃車体なので保護は行われておらず雨樋などが変形しています。 |
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続いて2両目となるク6035の吊り上げ作業が開始されます。 |
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ク6035の積載作業が完了し、検車区正門付近へと移動されます。 |
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1日目のトレーラーへの積載作業が完了し、2両が検車区正門付近に並べ置かれます。このまま翌朝の輸送開始まで待機となります。 |
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クレーンが翌朝の金属リサイクル工場での作業に備え、1台が撤収していきます。 |
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スカイワードあさひとク6035。 |
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検車区を一望できるスカイワードあさひから眺める2両。これからは検車区のどこを見ても銀色の電車しか見る事が出来ない。 |
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