LED方向幕自体は、結構昔から製品化されてましたが、価格が高くて なかなか普及が進まない、系統番号の表示がしにくい、カラー方向幕 で統一していた・・・などの諸事情で普及は足踏みでしたね。
またごく初期には液晶の方向幕なんてものもありました。とても見に くかったですね。
それが価格が下がってきて、当初の半値程度までなると意外にも各社 が競って既存車にまでLED改造を行うようになりました。
原因はやはり幕布のメンテナンスが大変だったこと、表示するのに端 から端では時間がかかること(名鉄バスでは系統設定機を基本的に使 用していなかったので、下手すれば5分近く眺める必要がありました) がLEDにすることによって一気に解決できたことが大きいです。
名鉄バス岡崎の小型車の幕は(この最近はわかりませんが)かなり多 くの行き先が入っていましたが、それでも場合によっては該当のコマ がない場合もあって、急遽車両を差し替えるなど運行に支障が発生す ることもありました。
色々考えてみてもLEDが著しく劣って、幕式が勝るものは、こと運行 する側には1つもないのが実際であり、LED化も仕方ないと思います。
ユーザーの立場で、夜間のバスを接近がかなり遠方からでも確認しや すくなったのが個人的なLEDの一番気に入っているメリットです。 |